高村メディカルクリニック
高村メディカルクリニック
愛知県弥富市鍋平3丁目60
TEL 0567-57-1611

弥富市,美容皮膚科,フラッシュランプ,プロペシア,にんにく注射,泌尿器科,名古屋市,海部郡,桑名市,蟹江,津島市

泌尿器科

痛みがないのに尿が赤い
痛みがないのに尿が赤い
(1)膀胱癌
(2)尿路結石(強い痛みを伴ったりする場合が多いですが、まったく症状のない場合もあります)
(3)前立腺癌(主に50歳以上の男性)
(4)腎盂尿管癌
(5)腎癌
(6)特発性腎出血
(1)~(5)が代表的疾患です。

診断は超音波、CT・MRI・膀胱鏡などで、それぞれ下記のごとく行います。

(1)膀胱癌については超音波や膀胱鏡など(当院では痛みの少ない軟性膀胱鏡を使用)で診断します。
(2)尿路結石については超音波やCTなどで診断します。
(3)前立腺癌についてはPSA(前立腺特異抗原、採血で行う)や直腸指診で異常所見があれば、前立腺生検で確定診断します。
(4)(5)腎盂尿管癌と腎癌はCT・MRI・尿路造影などで診断します。
(6)CT・MRI・膀胱鏡を施行しても肉眼的血尿の原因がわからないもの。左腎静脈が上腸間膜動脈と腹部大動脈で挟まれることで、還流障害がおき左腎内圧が上昇して血尿の状態になるナットクラッカー症候群などがあります。

 

 

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膀胱癌の治療

膀胱癌の治療
上図は膀胱癌の深さを示す。

膀胱がんの治療は癌の根の深さ(深達度)、顔つき(細胞学的異型度)などを参考にして決められます。根が浅い場合(Ta~T1)は内視鏡的にがんを削り取る経尿道的膀胱腫瘍切除(TUR-Bt)が行われます。

再発が多いため、再発予防のため、治療後に膀胱内に抗がん剤を注入する場合もあります。

 

膀胱癌の治療
上の図は膀胱癌の内視鏡所見

根が深い場合(T2~T3b)は、まず内視鏡的に一部だけとって、癌の性質を調べます。癌の根が深く、顔つきが悪い場合には、膀胱を取る手術(膀胱全摘除)が主として行われます。癌の部位と範囲が狭い場合は、副作用の少ない低用量の抗がん剤/放射線治療と膀胱部分切除(膀胱の一部のみを取る)を組み合わせた治療を行うこともあります。

膀胱がなくなりますので、新たに尿の通り道や出口を作る手術が必要です。腸の一部を使っておなかに尿の出口を作る手術(回腸導管造設術)や、腸を使って膀胱の代わりの袋を作り尿道につなぐ手術(回腸新膀胱など)を行います。回腸導管では尿の出口に専用の袋をつける必要がありますが、回腸新膀胱では尿道から排尿できますのでお腹に袋をつける必要はありません。

それぞれ一長一短があり、どちらが適切かは病状によりますので担当医師と相談が必要です。さらに根が深かったり、転移がある場合は、膀胱全摘除もできず、抗癌剤のみの治療になる場合もあります。

 

膀胱癌の治療
上図は尿路変更の術式を示す。

 

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尿路結石

尿路結石

尿路結石は腎杯で出来て、その後尿流に乗り右記の図のように尿路の色々な部位に移動する。しばしばわき腹や背中側あたりに激痛が出現し、倒れこんだり、まれに痛みにより失神する患者がいるほどの痛みが出現するが、血尿のみでまったく無症状で経過する方もいる。

結石というのは多くの人でしばしばできているものではあるが、できた結石の大きさが尿管よりも小さい場合は自然に尿管内を移動して排尿とともに排出され、痛みも発生せず、本人は何ら問題を感じていない。だが、できた結石の大きさが尿管と同等もしくはそれより大きい場合、尿管を塞いでしまい、腎臓で尿が作られるにつれ腎臓から結石の位置までの圧力が高まってゆき激痛が発生する。この状態でCT撮影を行うと、ほとんどの場合、腎臓の肥大が起きている。

日本で1995年に発表された全国規模の調査によると、日本人の男性約11人に1人、女性26人に1人が一生に一度は尿路結石に罹患するとされる。男性の発症率は女性の発症率の約2倍といわれている。好発年齢は30代とされており、青年期から壮年期にかけての人に発症する率が高く、子供では稀である。

 

尿路結石の治療
(1)5mm以下の小さな結石は、自排が期待されるので経過を見る。
(2)5~10mmの結石は自排する場合があるので、経過を見るが、自排しない場合は③以下の方法を選択する。
(3)体外衝撃波結石破砕術
体外の装置によって造られた衝撃波(音波の一種)を結石にむけて集中させて結石を砕き、砂状にして尿と一緒に体外へと排出させる治療法である。
(4)経尿道的結石破砕術
結石が比較的大きいために体外衝撃波結石破砕術(ESWL)では治療困難な場合などに行なわれる治療である。全身麻酔または脊椎麻酔下にて、尿道口から結石の直下までのワイヤーを留置し、そのワイヤーに沿って尿管鏡を挿入する。尿管鏡で結石を確認しながら、結石を鉗子・衝撃波・レーザーなどを用いて細かく破砕する。
(5)手術療法
体外衝撃波結石破砕術登場以後は、その件数は激減している

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腎盂尿管癌

腎盂尿管癌
上図は腎尿管癌のCT所見

腎盂・尿管を上部尿路、膀胱・尿道を下部尿路と呼びます。 尿路の粘膜は、ほぼ全体が移行上皮という同一の上皮で覆われています。

腎盂・尿管癌の治療
腎盂尿管全摘除術+膀胱部分切除術
転移のない症例であれば基本的に手術を行います。手術はがんのある側の腎臓及び尿管をすべて摘除し、 さらに膀胱に開く尿管の出口も膀胱壁とともに切除します。これが上記手術です。移行上皮がんは、 多発性・再発性が特徴のため、腫瘍部のみの切除は基本的には行いません。
浸潤性の癌であれば化学療法を追加する場合もあります。

 

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腎癌

腎臓の尿細管から発生する癌が腎細胞癌である。腎細胞癌には、特徴的な症状はない。そのため小さいうちに発見される腎細胞癌は、検診や、ほかの病気のための精密検査でたまたま見つかるなど、偶然に発見されるものがほとんどである。この状態なら腎臓を手術で除去することにより、治療できる(最近は体に負担のかからない腹腔鏡による手術が増加している)。腫瘍が大きくなるにつれて血尿が出たり、腹部のしこりに気が付いたりする場合もあるが、そのようなケースはあまり多くない。

癌が全身へ広がるのに伴い、食欲不振、体重減少、貧血、発熱といった全身症状があらわれる。この様な場合は手術による適応はなく、分子標的薬を含めた薬物療法が治療の中心になる。さらに、腎細胞癌が造血作用のある物質などを作るために、赤血球増多症、高血圧や高カルシウム血症が起こることがある。

また、骨転移による骨折や、脳転移によるけいれん、肺転移による肺の腫瘤といった、ほかの臓器へ転移したものが先に発見され、精密検査の結果として腎細胞がんが見つかることも少なくありません。

腎癌のCT
腎癌のCT
赤い矢印が小さな腎癌 赤い矢印が小さな腎癌

 

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過活動膀胱

急に尿がしたくなったり、尿が我慢できず、もれそうになったり、実際にもれてしまったりしたことはありませんか? このような症状のあなたは過活動膀胱かもしれません。

以下の設問で質問3のスコアが2点以上、かつ合計点数が3点以上の方は、過活動膀胱の可能性が強いと思われます。すぐに泌尿器科を受診しましょう。


質問1 朝起きた時から寝るときまでに何回くらい尿をしましたか。

7回以下    0点
8~14回    1点
15回以上    2点

質問2 夜寝てから朝起きるまでに何回くらい尿をするために起きましたか 

0回      0点
1回      1点
2回      2点
3回以上   3点

質問3 急に尿がしたくなり我慢するのが難しいことがありましたか

なし           0点
週に1回より少ない  1点
週に1回以上     2点
1日1回くらい      3点
1日2~4回       4点
1日5回以上      5点

質問4 急に尿がしたくなり我慢できずに尿をもらしたことがありましたか

なし           0点
週に1回より少ない  1点
週に1回以上     2点
1日1回くらい      3点
1日2~4回       4点
1日5回以上      5点

過活動膀胱は、前立腺肥大症や膀胱炎に合併したり、前立腺癌や膀胱癌などの悪性腫瘍に合併する事もあり注意が必要です。治療は薬物療法(抗コリン剤)が基本です。

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前立腺肥大症


前立腺肥大症とは?

50歳以上の男性で、尿が近い、特に夜間が近い、また尿の出が悪く残った感じがする。おしっこがしたくなるとトイレまで持たない等の症状がある方は、前立腺肥大症が最も疑われます。

前立腺肥大症の状態

前立腺は元々精液の一部を産生する臓器で、右図のごとく尿道を取り巻くように存在しますが、年齢とともに大きくなって尿道を圧迫するようになり膀胱からの尿の出を悪くします。

前立腺肥大症の状態

治療方法

治療法としては右記のような薬物療法、手術療法および低侵襲性治療があります。

まず薬物療法をやり、症状の改善を見ない場合は、手術療法又は低侵襲性治療が選択となります。しかし一般的に低侵襲性治療は手術療法に比べ尿の出方の改善度がかなり落ちますので、手術に耐えれない高齢者が適応となります。よって薬に反応しない方の大多数は手術療法の適応となります。

薬物療法
α受容体遮断薬
抗男性ホルモン剤
漢方薬・植物製剤

手術療法(外科的治療、根治的手術)
経尿道的前立腺切除術(TUR-P)
前立腺摘除術(開腹手術)

低浸襲性治療
温熱・高温度治療
経尿道的ニードルアブレーション(TUNA)
前立腺組織内レーザー凝固術(ILCP)
尿道ステント法

経尿道的前立腺切除術


経尿道的前立腺切除術とは右図のように内視鏡を尿道に挿入して尿道を圧迫している前立腺を内側から切除する方法で、下半身麻酔下で行います。

経尿道的前立腺切除術

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前立腺癌

前立腺癌について

最近検診で、50歳以上の男性において前立腺癌の有無を確かめるためにPSA(前立腺特異抗原)を施行するようになりました。これは検診時に余分に1mlの血液を取って、測定するもので4.0以下が正常値です。もし、この値が4.0以上あると前立腺癌の可能性があるわけです(PSAの値が高いほど前立腺癌の確率が高くなる)。
この場合に前立腺生検を施行するわけですが、生検の方法として 1.経直腸的前立腺生検法 と 2.経会陰的前立腺生検法 があります。

1 の方法は痛みが強くないため(人によっては痛みが強い)無麻酔で施行可能ですが、直腸内にいる大腸菌が前立腺内に入って急性前立腺炎を起こし40℃の発熱をきたす場合があります、よって穿刺して採集する組織の数も6~8個が限度です(多く穿刺すればするほど、発熱の確立は高くなる)。

2 の方法は穿刺部位が会陰なので、大腸菌は存在せず、採集する組織もいくらでも増やすことが出来ます(採集する組織の数が多いほど診断率も向上する、当院では12箇所生検を行っております)。しかし穿刺により痛みがある為麻酔を必要とします。当院では 2 の方法を用い発熱を起こさず、診断率を向上させるためなるべく多くの組織を取る方法(12箇所生検)で行っております。また痛みを取るため腰椎麻酔で少量の局所麻酔剤を使用しております(少量なので血圧も低下せず、安全に外来で施行出来ます)。麻酔をかけるため検査後2時間ほど休んでから帰ってもらいます(入院は原則的には必要ありません)。
PSA高値(4.0以上)を検診で指摘された方は、当院での前立腺生検をお勧めいたします。

前立腺癌精密検査(前立腺生検)

近年、高齢化社会が加速し、それとともに前立腺癌の患者様が増加しております。前立腺癌の一次検査でPSA(前立腺特異抗原)高値の方は、前立腺癌の精密検査である前立腺生検をかならず受けてください。

当院では麻酔をかけて、経会陰的に前立腺の12箇所の部位から組織を採集いたしますので、他の施設と違って、痛みは全くなく、術後合併症である急性前立腺炎(他の施設は経直腸的生検を行うので、直腸内の大腸菌が前立腺に入って、急性前立腺炎を起し、40℃の発熱をきたし、ショックになる可能性もある)の危険もなく、高い診断率(他の施設では、6~8箇所しか組織を取らない)を保障できます。

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夜尿症


夜尿症の原因は、膀胱容量が小さい、(1)膀胱型と夜間尿量の多い、(2)夜尿型と両者が混合している
(3)混合型があります。

夜尿症の治療

(1) 膀胱型
膀胱容量が小さいので、膀胱容量を大きくするような生活指導をします。具体的には 昼間どんどん飲んで、おしっこを出来るだけガマンさせます。毎回やらなくても、 1 日 1 回でもいいからとにかくギリギリまでこらえるように指導します。
生活指導を 2 ヵ月くらいして、それでよくならなければ、抗うつ剤や抗コリン剤を処方します。

(2) 多尿型
下垂体後葉ホルモンである抗利尿ホルモンの分泌が少ないため夜間尿量が多くなる状態です。したがって夜間尿量を少なくなるような生活指導をします。具体的には夕方 4 、 5 時以降は水分を控えるようにし、夕食時も、からいものや麺類、お吸いもの、くだものは控えてもらい、だいたい朝・昼の半分にするよう話します。朝・昼は、いくらでも飲んでよいのです。それが大事な基本になります。生活指導を 2 ヵ月くらいして、それでよくならなければ、抗利尿ホルモンをを処方します。

(3)  混合型
膀胱型と多尿型の混合したタイプです。 混合型の場合は多尿型と膀胱型の両方を合わせた指導及び治療を行います。

夜尿症の頻度

生まれてすぐの赤ちゃんは毎日おねしょをしますが、その割合は年とともに減っていきます。 2 歳児ではその 1/2 が、 3 歳児では 1/3 、 4 歳児では 1/4 のお子さまがおねしょをしています。 5 、 6 歳で約 15% 、小学校低学年で約 10% 、小学校高学年で約 5% にみられます。 12 歳ぐらいになるとその多くは消失しますが、成人になっても夜尿がみられる場合があります。

夜間尿量

夜間尿量は次のように測ります。

1. まず寝る直前にトイレへ行きます。
2. 次に (a) オシメの重量を測り 、オシメをして寝ます。
3 朝起きたら (b) オシメの重量を測ります 。
4. すぐにトイレに行き尿をして、 (c) 尿の重量を測ります 。
5. (b) - (a) + (c) が夜間尿量になります。

下記の数値を参考にお子さんの夜間尿量が多くないか判定して下さい。

正常な夜間尿量
・小学校1~3年    200ml 以下
・小学校4年以上   250ml 以下

膀胱容量

学校から帰って、家で尿を我慢させ、我慢できなくなったら尿をさせます。 この量が膀胱容量にあたります。下記の数値を参考にお子さんの膀胱容量が小さくないか判定して下さい。

正常な膀胱容量
・小学校1年      150ml 以上
・小学校2年      200ml 以上
・小学校3年以降   250ml 以上


夜尿症の多くは自然軽快していくことが多く、また夜尿が身体に悪影響を及ぼすものでないことから、とかく放置されることが多い病気です。
  しかし、夜尿が学齢期まで持続している場合には、夜尿をしていることでお子さまが自信を喪失し(例えば修学旅行で夜尿を漏らして恥をかくなど)、心理面、社会面、生活面に様々な影響を与えることがあります。このような影響は、ストレスとなって夜尿の消失時期を遅らせる要因ともなるため、年齢や夜尿回数を参考にしながら、積極的に医療機関で治療することをお勧めします。

 

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